風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

突然ここで私の足のことを・・(銅欠乏と静脈炎?)

夫や娘の体調を整えるためにそれぞれの食事内容ばかり考えて、自分は双方の残り物を片付けていた。すると踵が痛み出したので、ビタミンKを摂ろうと思い、抹茶アイスと抹茶ラテを買ってきて、抹茶ラテが甘過ぎると思って最後の一口ほど残したのだが、アイスは食べた。

すると翌朝、VKを摂ったせいか踵の痛みはなくなっていたのだが、朝方にこむら返りを起こしそうになって目が覚めた。

抹茶アイスはVK、セレンの順に多く、Ca>Mghttps://calorie.slism.jp/200309/

抹茶ラテはVK、モリブデンの順に多く、やはりこちらもCa>Mghttps://calorie.slism.jp/200991/

それで、カルシウムを取り過ぎて、マグネシウム不足でこむら返りを起こしかけていると考えた。しかし起きてからもその日はちょっと速く歩こうとすると足が攣りそうになる。そこで夕方、マグネシウムの多いココアを茶さじ3杯ほどお湯で溶いて飲んだ。夜にかけて治ったかなと思ったのだが、寝る前にマグネシウムの多い物と思いバナナを食べて寝ると、また翌朝、膝裏からふくらはぎにかけての引き攣れ感が酷くなっていた。

夜に、手鏡で自分の目の白目を覗き込んで青みが強すぎると思い、これはやはり銅が足りていないんだと考えて、手鏡を膝裏に当てて見ると、血管が赤黒く浮き上がっている。

そこで今度はココアをスプーン3杯に牛乳を入れて飲んだ。割とすぐに引き攣れ感と痛みが取れた。

 

ここで、どう見ても美しいとは思えない私の膝裏の写真を掲載しようと思うが、その前に朝顔の写真を。

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左側が具合の悪かった左足の膝裏。写真写りがいまいちで分かりにくいが、血管が赤黒く見える。これはココアを飲んだ直後の写真。



以前にもこういったことがあり、その時は先に写真を撮って貰って、「ココアだ!」と思ってココアで治したのだった。ところが今回は糖尿によるこむら返りだと思い込んでいたので、写真は撮って貰わなかったのだった。

私はこの状況を静脈炎と考えているのだが、静脈炎と銅欠乏の関係は検索しても見出せない。しかし、静脈炎で検索をかけると「血管痛」という言葉が出てくる。まさに、引き攣れて血管が痛む感じだったのだ。

 

さて、銅というのは、「血のミネラル」とも言われている。鉄を運ぶ役割をしている。

銅というのは、亜鉛との摂取比率が非常に問題になる栄養素である。

抹茶アイスも、抹茶ラテも亜鉛の割合が高い。そしてこのところ私は、娘と夫それぞれに用意した部位の違う亜鉛含有の高い牛肉の残ったものを少量ずつだが二日続けて食べていたのだった。

ココアには亜鉛の量も多く含有されているのだが、銅との割合は、ミルクを入れても銅:亜鉛=1:2である。

 

 銅は食物中に広く含まれ、通常の食事摂取で一般成人が 欠 乏 症 状 と な る こ と は ま れ で あ る が 、銅 利 用 障 害 で ある M e n k e s 症 候 群 、低 出 生 体 重 児 、長 期 T P N 、 E N 施 行患者では銅欠乏症はしばしば報告されている。銅欠乏症の主症状は主に血液系にみられ、鉄投与に不応性の貧血、白血球減少、好中球減少がある。(略)

 亜鉛による銅吸収阻害については亜鉛サプリメント亜鉛製剤を服用した患者で報告され、Wilson氏病の治療に応用されている。銅の吸収は主に上部小腸で行われ、亜鉛と銅はどちらも蛋白キャリヤーを介したプロセスで吸収されるが、それぞれのトランスポーターは異なり、いわゆる競合的吸収阻害は証明されていない。しかし、過量の亜鉛投与により小腸粘膜細胞内で誘導されるメタロチオネインが銅の吸収阻害に関与すると報告されている。(略)銅の1日平均摂取量は約5mgとされ、銅 亜 鉛 比 に 換 算 す る と銅亜鉛比が1:15 〜 30以上で銅の吸収が抑制される可能性が示唆される。(略)

 適正な銅亜鉛比を銅の過量投与による亜鉛の吸収抑制の点から検討してみると銅亜鉛比 1:10 以上を適正とする報告もある。本症例のPhase 5では銅亜鉛比は1:7.5であり、血清銅の改善に比して血清亜鉛濃度は横ばいであることは、反対に過量の銅による亜鉛吸収阻害が起きている可能性が示唆された。しかし、銅による亜鉛吸収抑制のメカニズムについては不明な点も多く、現在のところ銅亜鉛比は1:10から15程度が長期的な栄養計画を立てる際の目安となると考えるが、今後の更なる検討が必要である。 近年、天然酵母を使用した方法で微量元素が含有された 栄 養 剤 が 数 多 く 市 販 さ れ る よ う に な り 、輸 液 製 剤 も 亜鉛含有 の 製 品 が 発 売 さ れ る よ う に な っ て き た が 、反 対 に 医療現場での微量元素への配慮を失わせている面もある。栄養サポートチームなどの活動を通して、定期的な栄養処方の内容の検討、モニタリングの重要性を示唆する症例であった。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspen/23/4/23_4_643/_pdf/-char/ja

 

 

日本栄養・食糧学会=監修『栄養・食品機能とトランスポーター』には、銅のトランスポーターについて、カリウム依存性であることが示されている」と記されている。

 

ココアには銅が多く、カリウムも多く含有されている。