風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

マンガンと血糖値

 トーストにぱらぱらっと振りかけただけの、ほんの少しのシナモンでもインスリンの活性を高めると、博士はいう。
 適した食品に少量使われたシナモンは血糖値を正常に保つ助けをしてくれる。(ジーン・カーパー=著『食事で治す本 下』p179)

赤字表記は、管理人メロメロピーによる)

 

このように記されているのは、シナモンにマンガンが高含有されているからだろう。

 

 マンガンは血糖値のコントロールにかかわる酵素、エネルギー代謝にかかわる酵素など、多くの酵素の補因子として活躍している。だから、これが不足すると、高血糖や糖尿病になりやすい。また、マンガンは記憶にかかわる伝達物質のアセチルコリンの生産にも欠かせない。(生田哲=著『心の病は食事で治す』p131~132)

 

 マンガンは、血糖値を安定化させ、低血糖によってムードスイングが起こるのを防いでいる。(p217)

 

最初の引用にも「(シナモンは)血糖値を正常に保つと記されているが、マンガンは血糖値が急激に上がったり下がったりすることを防いでいると考えられる。

だから血糖値を保つために適量のマンガン食材を摂ることは良いが、マンガン摂取によって血糖値を下げようと考えると失敗すると思われる。

 

何でもそうだが、時折、適量、摂るのが良い。