キウイ:VC、VE(https://calorie.slism.jp/107054/)
成分表で見ると、黄肉種のキウイにはビオチンは含有されないのだが、緑肉種のキウイには1,4㎍含有されている。そして果物にしては珍しく、VB1<VB2。
耳鼻科に行く以前、朝起きると耳の痒みが酷かった。けれどコーヒーを淹れて飲むと治まるのだった。
私はコーヒーに砂糖も牛乳も入れて飲むので、エネルギーが造られるようになったから痒みも治まるのだろうか?すべてはエネルギーを造れるかどうかの問題なのでは?と考えていた。
しかしその後、コーヒー浸出液にはビオチンが1,7㎍含有されていることが分かり、これだったのか!と思ったのだった。
コーヒー浸出液にはナイアシン、ビオチンが多く含まれている。CaとMgではMgを多く含有している。
私はこのコーヒーに、亜鉛の多いコーヒーシュガーとVB6とビオチンを多く含有する黒砂糖を入れて飲んでいた。
これだけではVCが含有されないのだが、私の場合は、これにVCを1mg含有する普通牛乳を入れて飲んでいたのだった(低脂肪乳ではVCは記載されていない)。
このカフェオレには、痒みを抑えるプロスタグランジンE1を合成する栄養素が全て含まれていたのである。
亜鉛、マグネシウム、VB6、VC、ナイアシン、ビオチンがある時にリノール酸からプロスタグランジンE1へと変換されるのである。このプロスタグランジンは痒みを抑えると言われている。そして、おそらくこのプロスタグランジンは血液凝集作用も抑制すると考えられる。
つまり、これらの栄養素と共にビオチンを摂ると、痒みは抑えられるが血液凝固作用が抑制されて、組織液が滲み出すということだ。
なんでも摂りすぎては良くない!
さて、『栄養成分バイブル』を見ると、ビオチンの1日の所要量は成人で30㎍と記されている。『しっかり学べる!栄養学』では50㎍となっている。
いずれにしても「マイクログラム」である。微量で良いのだ。
沢山含有されていなくても、微量でも含有されているものを1回の食事の中に取り入れるのと取り入れないのとでは違ってくると思われる。
キウイの緑色はビオチン食材の一つとして頭に入れておこうと思う。