大豆製品の中でも納豆は・・(リシン:アルギニンから、ちょこっとアスパラギン酸についても)

リシン(リジン)とアルギニンの含有比率からアレルギーについて考えてきたのだが、大豆製品についてメモっておこう。

茹で大豆、きなこ、豆腐、油揚げ、凍り豆腐、豆乳、湯葉など、いずれもリシンよりアルギニン含有が高いのだが、納豆だけはリシンの方が高い。糸引き納豆でリシン(1100mg)、アルギニン(940mg)。

 

背の青い魚などはリシンの含有量も高くアルギニンとの比率においても高いのだが、ヒスチジンの含有も高く、ヒスチジンヒスタミンに変換するビタミンB6も多く、体内ヒスタミン値を上げるナイアシンも多いため、摂りすぎると即時型アレルギーの発症率が高くなると思われる。

ヒスチジンは銅タンパク質のどのタイプにも必要なアミノ酸なので、ヒスチジン不足はあらゆる体の機能に不調を来すだろう。よって、ヒスチジンを摂取する場合は、ビタミンB6やナイアシン含有の高いものと時間をずらして摂るのが良い。

うちではよく朝食で、食パンに納豆とスライスチーズをのせて食べていたが、スライスチーズもアルギニン(820mg)よりリシン(1900mg)含有が高い。食パンではリシン(170mg)、アルギニン(290mg)とアルギニンの方が高いが、量が少ない。

そしてこれらは、ビタミンB6やナイアシンが比較的少なめなので、即時型アレルギーの心配がないように思われる(ただし発酵食品の古いものではヒスタミン値が上がるので注意!)。むしろ、チーズのコレステロールと納豆の銅でヒスタミンを抑制する副腎皮質ホルモンを造りやすくして良いかもしれない。

 

ところで大豆製品の中でも、意外と見落としていたのが、味噌である。

味噌は米味噌、豆味噌、麦味噌など色々あるが、いずれもアルギニンの方がリシンより含有が高く、だし入り味噌で870mg含有している。摂りすぎると体がアルカリに傾き、毒素の排出が盛んになるだろうが、皮膚が壊れて浸出液が吹き出やすい場合は要注意だ。

味噌はアスパラギン酸の含有も比較的高い。原爆が落とされた長崎で治療を続けた医師は、治療者に原爆症が出なかったのは味噌の摂取によると確信していると記しているそうである。味噌がアルギニンを多く含むことで毒素を排出するということもあるだろうが、放射線を無毒化するスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)を構成するアスパラギン酸が多いということも関連しているように思う。

ココアにもアスパラギン酸が多く含まれている。しかし、このスーパーオキシドジスムターゼは砂糖などの糖質と一緒では逆の作用をするのではないかと思われる。糖質と一緒になることで逆に細胞を傷つける、と考えられる。

また、ウィキペディアには、「がん細胞では活性酸素が高頻度に産生されており、SODの阻害に感受性を示す場合があるため、抗がん剤の標的として研究が行われている」と記されており、『栄養成分バイブル』にも、「ある種のがん細胞には体内のアスパラギンをとり込んで勢いを保つ性質があるため、アスパラギンの供給を絶つために分解酵素が投与されることがあります」と記されている。

 

アスパラガス以外の野菜にはジャガイモやもやしなどの豆類のスプラウトに含まれています。
野菜からの摂取は、アスパラギンアスパラギン酸を同時に摂取できる上に栄養バランス的にも効率が良いという利点があります。逆に肉類でアスパラギンを摂取しようとすると、たんぱく質代謝量が増えて血液中のアンモニアが増量する恐れが高くなります。
アスパラギン酸はビタミンのように加熱すると構造が壊れてしまう性質があるため、調理の際は加熱しすぎないように注意しなければなりません。(アミノ酸白書)